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『ハチ公物語』は、1987年に公開された映画作品。 ==概要== 忠犬ハチ公の生涯を、実話に基づき創作を加えて描いた。 プロデューサーの奥山和由は、松竹社内でこの作品の企画を出したが資金面の問題で却下され、ならば外部作品の形で作ろうと考え、渋谷が舞台なので東急グループに出資をお願いしようと、東急レクリエーションの社長も兼務していた岡田茂 (東映)に橋渡しを頼んだ。岡田はこの依頼に応え五島昇を紹介。東急グループは出資を決め、さらに三井物産も製作に参加。これを聞いて松竹は最後に出資を決定した。『ハチ公物語』は異業種が映画ビジネスに算入した初の邦画といわれる〔2000年11月5日朝日新聞朝刊「ビジネス戦記」より〕。 マスコミからは前年のヒット作『子猫物語』(東宝)に続いての動物ものに「今度は松竹富士から犬?」の声もあったが、結果的には良作として一定の高評価を得て、配給収入が20億円を超えるヒット作となった。 ただし、事実とは異なる脚本(前飼い主の死後、次の飼い主に可愛がられていたのを、前飼い主の娘に虐待の末捨てられたことにする。ハチが一部からうとまれていたことを誇張して表現するなど)や、撮影時の犬のぞんざいな扱いに難色を示す人々も多く、評価の分かれる作品である。 2007年(平成19年)、アメリカにて、リチャード・ギア主演によるリメイク版が制作が決定され〔ハチ公ハリウッド映画に 来夏日本公開 読売新聞、2008年12月19日〕。『HACHI 約束の犬』の邦題で2009年(平成21年)8月8日に公開された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハチ公物語」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hachiko Monogatari 」があります。 スポンサード リンク
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